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犬の尿路(膀胱・尿道)結石

尿路結石は犬・猫の泌尿器疾患の中では比較的よく診察する疾患です。

尿路結石が形成される要因は、オシッコの中の塩類濃度が高い、塩類が結晶化されやすい尿pH、オシッコが膀胱内に長い時間溜まっている(オシッコを我慢している)、細菌感染を起こしている、などが考えられます。

結石に伴う症状とは?

膀胱炎症状を出します。頻尿・血尿が主な症状です。

男の子の場合、膀胱から結石が出て尿道で詰まってしまい排尿障害(何度もオシッコをする体勢をするがオシッコが出ない)を起こすケースもあります。

診断は尿検査をはじめレントゲン検査・超音波検査を行い結石の有無・個数また膀胱の状態を診ていきます。

治療は結石の種類・症状・結石の大きさなどによって異なります。

食事療法によて改善するケースもありますが、外科手術によって結石の摘出を行うケースが多いと思います。

実際の症例

16歳8ヶ月のミニチュアダックスフンドです。

排尿困難とのことで来院されました。以前より膀胱結石の存在は知っていたとのことですが、主だった症状もなく高齢とのこともあり食餌療法で経過を追っていたとのことでした。

当院でのレントゲン検査ではペニス内に結石が詰まっている所見が認められました。(犬のペニスには陰茎骨という骨があります)

赤丸で示した部位で、陰茎骨内に丸い結石がありこれが排尿を妨げていました。

カテーテルで結石を膀胱内に押し戻し排尿ルートを確保し後に結石摘出手術を行いました。

まつい犬猫病院では、最善の治療法をご提案させていただき、飼い主さまと相談の元、治療方針を決定していきます。

今回の症例はかなり高齢な犬です。しかし結石が詰まると『苦しそうにしている姿が辛い』と飼い主様も手術を希望されました。

全身麻酔は、複数の鎮痛薬・鎮静薬を使い麻酔薬量を減らすことができる‘コンビネーション麻酔’を行い、心拍・血圧などを持ち上げ安定させる薬を使いながら麻酔を行い手術をしました。

開腹後、膀胱を切開し結石を摘出した後、膀胱の洗浄を行い切開した膀胱を縫合し閉腹という術式です。

術後の入院中は排尿もスムーズで食欲もあり状態の安定を確認したのち退院としました。

現在は抜糸を終え飼い主さまと食餌などを相談しながら経過を診ています。

まつい犬猫病院では、最善の治療法をご提案させていただき、飼い主さまと相談の元、治療方針を決定していきます。

本症例では超高齢犬の全身麻酔を必要とする外科手術を無事行うことができました。

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